【薪活】割りやすい薪と割りにくい薪の特徴
薪ストーブ用の薪を作っているとだんだんと、斧で簡単に割れそうだなぁ。
楔(クサビ)を使わないと割れないだろうなぁ。
とても割れそうにないから、薪割り機を借りて割ろうかなぁ。
など、なんとなくその薪が割れやすいかどうかが分かるようになってきます。
※予想が外れることも多々ありますがw
ここで割りやすい薪と割りにくい薪の特徴をあげてみたいと思います。
あくまで薪ストーブ歴8年の素人の経験からですので、悪しからず。
割りやすい薪の特徴
割りやすい樹種である
薪に向いていると言われるブナ科のコナラ・アベマキ・ミズナラなど繊維がまっすぐで割りやすい樹種であると比較的容易に割ることができます。
針葉樹のスギ・ヒノキも割りやすいですね。
逆にカエデ・ケヤキなど繊維が曲がっていたり、なかなか繊維が剥がれない樹種は特に斧で割るのは容易ではありません。
そう行った場合は薪割り機で割るか、チェーンソーで縦挽きにしたほうが早いかもしれません。
伐採してからの期間
伐採した時期にもよるのですが、伐採してすぐだと木は水分を沢山含んだ状態なので割りにくいです。
斧を打ち込んでも刃が食い込んでいきません。
割りやすい時期は、玉切りにして1〜2週間程置いておきます。すると木の断面に小さなひび割れができてくるので、その時が割れやすいタイミングです。
しかし、半年や1年と割らずにいると今度は乾燥して木の繊維が締まってきます。そうすると硬くて割りにくくなってしまいます。
節がない
単純に節があると繊維が曲がってしまっているので、割った時に節が邪魔になってしまい割りにくくなります。
節がないと割りやすい薪といえます。
腐っている
樹種によって腐りやすさが違うのですが、ブナ科のコナラなどは椎茸のホダ木にされるだけあってキノコの細菌が入るのが早いです。雨ざらしにしておくとすぐに最近が中にまで入ってしまいます。
細菌が入ってしまった薪は、繊維が分解されてしまっていて、斧でわるとボロボロと崩れてしまいます。
割るというより崩しているような感じがして、気持ちのいいものではありません。
適切な太さである
割る薪の太さによっても割りやすさは変わってきます。
直径10cmくらいまでなら難なく割れますが台に立てるのが難しいでしょうw
直径20cmくらいまでが一番割りやすい太さじゃないでしょうか。
直径30cmくらいまででも割れます。しかし20cmよりも割れにくくなります。
直径40cmくらいになってくると、いきなり真っ二つには割りにくくなります。そんな場合は外側から攻めていって、だんだん内側へ割っていきます。
薪の長さ
薪ストーブ用の薪は大体30〜40cmの長さで作ることが多いようです。
当然30cmの薪の方が40cmの薪よりも割りやすいです。
慣れないうちは薪の長さを短めにしてやると、薪割りがしやすいかもしれません。
斧で割れない時は
楔を使って割る
楔(くさび)という金属をハンマーで打ち込んで割ります。
※伐採用の楔ではなく、薪割り用のねじり楔を使用しましょう。
楔は1個だと挟まってしまった時にどうすることもできなくなるので、2個を交互に打ち込んでいき割れ目を広げていきます。
繊維が通っていれば、大概の物は割ることが可能だと思います。
薪割り機を使って割る
ほぼ間違いなく割れると思います。
ただ導入する際のコストと保管場所が必要なことが課題です。
それに薪割り機があると斧で割るのが嫌になってしまう可能性もありますw
チェンソーで使いたい大きさに切る
最終手段です。
使いたい大きさ、薪ストーブに入る大きさにチェンソーで切ってしまいます。
チェンソーでの縦挽きは横挽きに比べ切り屑がたくさん出るし時間がかかるので面倒臭いのが難点でしょうか。
まとめ
ざっと思いつく要素を並べてみましたが、同じような条件でも個体差があるので一概には言えませんが、上記のような傾向があると思います。
沢山割って経験してみないとわからない部分もあります。
何回も斧を打ち込んで「割れねぇー!!!」と叫びながら頑張りましょうw